『あじわい』No.231(2026 SUMMER)に寄稿しています
2026.07.06
掲載情報
「(ウッ)タタタダァーン」有名なベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の冒頭。「最後の伸ばす音は、羊羹のような音で下さい!」と指揮者から指示が飛ぶ。
この指示は「羊羹のように最後まで詰まった音」。つまり「音が尻すぼみにならない、デクレッシェンドしない、最後まで音量を維持する」ということを意味しています。楽器や歌を習ったことのある方の中には、ロングトーン(ある一定の音を均一に長く出す)の練習などで、一度は耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在は日本だけでしか通用しない表現ですが、羊羹が世界に広がり、味わってもらえれば、ウィーン・フィルやベルリン・フィルでも「羊羹のような音」が通用する時が来るかもしれません。
Bitte spielen Sie mit dem Ton wie ein Yokan.
(羊羹のような音で演奏して下さい)
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