『あじわい』No.231(2026 SUMMER)に寄稿しています
2026.07.06
掲載情報
菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。
江戸時代の人々が使っていた代表的な暦「伊勢暦(意勢固世身)」と、暦注の「十二直(じゅうにちょく)※」にちなんで、毎月の行事や風俗を描いた12枚のシリーズのうちのひとつです。極月(ごくげつ、ごくづき)とは、12月の異名。年の瀬の、餅搗の様子が描かれています。手前の女性が作っているのは、大きな鏡餅でしょうか。後ろの女の子は、豊作を願って飾る餅花を作っています。2人の表情はどこか楽しげで、正月を心待ちにする様子が伝わってきます。
※古くから暦に記載された諸注記の一つで、日々の吉凶を示したもの。建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉の12語。ここでは「執(取)」にちなんでいる。
虎屋のウェブサイト上に掲載しております内容(上記の記事内の文章を含みます)に関する著作権その他の権利は虎屋が有しており、無断に複製等行いますと著作権法違反等になります。当ウェブサイトに関する著作権等については、以下のページをご覧下さい。